研究開発:原料・製品の評価

細胞培養試験の実践

ワミレスの研究開発は、細胞培養試験の実践により、より高度な有効性試験、および、動物実験代替法を視野に入れた安全性試験を基準とした化粧品づくりに励んでいます。

細胞培養試験から見えてくるもの

細胞は生命を再現する最小単位であり、生体の各組織は、細胞や細胞が産生する物質によって構築されています。皮膚も角化細胞、線維芽細胞などから構築されています。これらの細胞を培養することで生体内に類似した環境を作り、培養した細胞の増殖や状態、はたらきを観察することで、生体内で起こっていることをより詳しく知ることができます。また、実際の肌では起こりにくい厳しい条件を細胞に負荷することでその影響をみることができます。これらを応用して、細胞に化粧品原料や製品を作用させることで、肌への有効性や安全性を評価しています。

細胞培養試験から見えてくるもの図
細胞培養とは?
皮膚などの組織から角化細胞、線維芽細胞といった細胞を取り出し、それを専用の培地を用いて無菌容器内で培養し、生育、増殖させる技術のことです。
皮膚の構造と細胞増殖の様子

実施している各種細胞培養試験

細胞賦活試験(MTT法)

線維芽細胞に化粧品原料または製品を作用させ、細胞の増殖能や活性について調べています。線維芽細胞は、真皮においてコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など肌のハリや弾力、うるおいに関わる成分を産生し、シワやたるみと深く関係しています。

有用因子産生促進試験(ELISA法)

線維芽細胞に化粧品原料または製品を作用させ、コラーゲン、ヒアルロン酸、サイトカイン等の細胞がつくる有用因子の量を測定します。

メラニン産生抑制試験

メラノーマ細胞(メラニンを過剰に産生する細胞)に化粧品原料または製品を作用させ、メラニンの産生抑制効果を測定します。

線維芽細胞刺激性試験(MTT法)

線維芽細胞に化粧品原料または製品を作用させ、細胞が50%生存しているときの作用濃度(TC50=50%細胞毒性濃度)を求めます。そして刺激標準物質のTC50と比較し刺激の強度を評価します。

眼刺激性試験(NR法)

角膜上皮細胞に化粧品原料または製品を作用させ、TC50を求めます。そして刺激標準物質のTC50と比較し刺激の強度を評価します。

光毒性試験(MTT法)

線維芽細胞に化粧品原料または製品を作用させ、光があたることによる物質の変化及びそれに伴う影響を調べます。TC50を求め、紫外線をあてた場合とあてていない場合のTC50の比から光毒性の強度を評価します。

例:線維芽細胞刺激性試験の図
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