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研究開発:製品開発理念

ナノエマルション製剤の開発

新たな使用感や高い有用性を持った高機能化粧品の研究開発に取り組んでいます。

乳化とは

身近な乳化物の例:バター、牛乳水と油のように混ざり合わないものが、どちらか一方の中に分散している状態を「乳化」と言い、乳化状態にあるものを「乳化物」「エマルション」といいます。私たちの身近なもので、牛乳やバターなどがこれにあたります。

「乳化」は水に砂糖や塩が溶けるのと違って不安定な状態にあり、これをいかに安定させるかが「乳化技術」の基本といえます。現在、乳化技術はナノエマルション、多層複合エマルションなどのように、より高度に進歩し、安定性はもちろん使用感や有用性の向上など高機能性化粧品の開発に欠かせない技術です。

エマルションの型

■ O/W型(オイルインウォーター型、水中油型)油の粒子の外側が水
一般的なクリーム、乳液

■ W/O型(ウォーターインオイル型、油中水型)水の粒子の外側が油
日焼け止めの乳液など

O/W型のクリームなどは水になじみ白濁しますが、W/O型の日焼け止めの乳液は水にはじかれます。試してみると面白いでしょう。

ナノエマルション

ナノエマルションの調製技術

ナノエマルションの調製には、医薬品などの製造に用いられている高圧ホモジナイザーなどが使用されています。エマルションの調製には、機械を使用した外からの物理的エネルギーと、水と油が混じり合う手助けをする乳化剤が必要となりますが、組成が同じでも調製方法が違えば、乳化粒子の大きさや感触など、その状態は異なるものに仕上がります。また、ナノエマルションは粒子の分布の幅が広いと不安定な状態となってしまい、粒径を均一にすることが極めて重要です。機械の導入だけでなく、乳化剤の選択など、製品のコンセプトに合わせた的確な調製方法が必要になります。

ナノエマルションの調製高圧乳化(高圧ホモジナイザー)の概略図

一般的な乳化(一次乳化)では乳白色状ですが、高圧ホモジナイザーで処理(高圧乳化)することによって、青色を発する半透明の状態となり、さっぱりとした使用感でありながら、クリームのような保湿感を実感できるようになります。

Wamiles Technology ヴィフィーセ モイスチャライザー

ヴィフィーセ モイスチャライザーバリヤー機能の低下した若年層の乾燥肌やゆらぎ肌に必要なセラミド1,2,3など(細胞間脂質の構成成分)のエモリエント成分を豊富に含んでいます。乳化粒子を微細化することで、高い保湿力ながら、さっぱりとした使用感を実現しています。角層間に速やかになじみ、バリヤー機能を高め肌のうるおいを保ちます。

多層複合エマルションの開発

肌に有用な成分を安定した状態で届けるための研究開発に取り組んでいます。

多層複合エマルションは、医療分野ではドラッグデリバリーシステム(DDS)への応用や不安定薬剤の安定化を目的として研究が進められています。化粧品分野でも、不安定な有用成分の安定化や肌に塗布したときの使用感触の変化などから注目されています。

多層複合エマルションの調製

多層複合エマルションは、主に2段階で乳化する調製方法が用いられています。例えば、O/W/O型の場合、1段階目でO/Wエマルションを調製(1次乳化)した後に、2段階目でこれを油相に分散させて(2次乳化)調製されます。さらに、配合する成分の組み合せによって、1段階目のO/Wエマルションを複数調製する場合もあり、調製方法は複雑です。また、乳化剤の選択や1次乳化のエマルションの微細化(安定化)など、安定した多層複合エマルションを調製するには繊細で高度な技術が必要となるのです。

多層複合エマルションの型

O/Wエマルションがさらに油相に分散したO/W/O型と、W/Oエマルションがさらに水相に分散したW/O/W型があります。

Wamiles Technology スポッツトリートメントEX

スポッツトリートメントEXビタミンC誘導体、ビタミンA誘導体、α-アルブチン、スーパーオキシドジスムターゼなど、様々な美容成分を微細化し、多層ナノエマルションに内包した部分用美容液で、ダメージ部分へのすばやいはたらきかけが期待されます。また、つけた時のリッチ感と肌なじみのよさ、軽やかな伸びを実感することができます。

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